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2019.03.05.Tue

挨拶をしない子供がいるから私は布施で駄菓子屋を続ける

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こんにちは。
早速ですが少し、子供の時の思い出にタイムスリップしてみましょう。

 

この情景、なんだか懐かしくないですか?
ここは布施駅から南側にまっすぐ歩いて7分ほどの場所にある駄菓子屋、三ノ瀬ショップです。

皆さんの地元に駄菓子屋さんはありましたか?
私の地元にはありました。小学生の頃、放課後に公園で遊び、公園前にある駄菓子屋さんでお菓子やジュースを買っていました。
今思い返せば、当時の少ないおこずかいでどのお菓子を買うか必死に選んでいたなあと、我ながらその情景を微笑ましく思います。

今回は、そんな昔懐かしい駄菓子屋さんをご紹介します。

公園前の小さな駄菓子屋

駄菓子屋、三ノ瀬ショップがあるのは三ノ瀬公園の目の前。
平日の放課後には走り回る小学生の姿、散歩するおじいちゃん、週末には親子でキャッチボールする姿を見かけます。

大人になってから、駄菓子屋に行く機会も発想もなかったので、高揚感と共に店内に入りました。

子供の目線に合わせて

入ってみると、小さな店内の壁一面は全てお菓子!子供の時のワクワク感が蘇ります。

店内は綺麗に整理整頓されていて、非常に見やすくなっています。
店主はDIYが大好きで、店内の陳列・棚の設置全てご自身で作ったそう。お店に来る子供は、お父さんやお母さんに連れられてくる子、放課後に公園で遊ぶ小学生と年齢の幅は結構広め。そんな子供たちのために、店内には多くの工夫が施されています。

大人の私は商品棚の一番下の段まで見ることはあっても、見ているのは商品だけ。
「その棚の奥の壁を見てみて」と店主に言われ見てみると…

ここにもパッケージのラミネートと可愛らしいキャラクターが!
子供の年齢によって見える景色がこんなに違うことがよく分かります。子供が何に興味があるのか考察し、
目線に合わせてお店のディスプレイを作ることが、店主の楽しみでもあり、こだわりです。

みんな大好きなアレ

子供も大人も、年齢関係なしにみんな大好きなのは…そう!
くじ引きです!

三ノ瀬ショップでは購入額に合わせて、くじ引きをすることができます。
お菓子を買いに来る子供にとって、50円や100円があったたら、好きなお菓子をもう一つや二つ選ぶことができます。
もちろん、久しぶりに来た大人にとっても非常に嬉しい特典です。
当たっても当たらなくても、くじを引いてパッケージを開けるあの瞬間がなんとも言えない幸福感をもたらしてくれます。

当たったくじは、レジ周りに綺麗に飾られています。くじが当たった子供は友達に自慢できてより、嬉しくなれそうです。

子供のため、地域のため

朝は8時から、夕方は18時まで年中無休でお店に立ち続ける店主。
親御さんにとって、公園の近くに子供達を見守ってくれている人がいるのはとても安心ですよね。

でも店主は見守っているだけではないのです。
子供達の良き大人として、お店にたち続けています。

「子供が店に入ってきたら挨拶をするよう習慣づけている。しない子には、挨拶は?と必ず挨拶するように働きかける。」
挨拶は人とのコミュニケーションの基本であり、大人になっても必須です。近所づきあいが薄れてきた現代で、学校以外の場所で、
三ノ瀬ショップのようにそれを教えてくれる場所が残り続けて言って欲しいと願うばかりです。

元々、店主のお母様が営まれていた三ノ瀬ショップ。
お母様が亡くなられ、お店を閉めようとしていましたが、子供たちに「辞めないで!」と言われ引き継ぐことを決意されたそうです。

子供達の想いと店主の想いが重なり、今の駄菓子屋、三ノ瀬ショップが在ります。
是非、次は自分の足でタイムスリップしてみて下さい。
きっと懐かしい思い出と店主の素敵な笑顔が待っています。

INFORMATION

三ノ瀬ショップ

住所
大阪府大阪市生野区小路6-7
TEL
090-2195-3113
営業時間
8:00~18:00
定休日
なし

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