旅の醍醐味とは
「自らの嗅覚に任せてローカル酒場に飛び込み、常連客にまちの情報を教えてもらうこと」
だと考える人も多いはず。
そんなあなたにピッタリの酒場が、東大阪・布施にはたくさんあるのですが、初見さんは絶対入らないであろう、「大阪の沖縄料理屋」をあえて紹介させてほしいのです。
布施駅南側のスナック通り「さくら通り」の入り口に位置する「垣花家」。
店前を通ると聞こえてくるのは、沖縄民謡とお客さんの賑やかな笑い声。
酒場を愛する酒飲みが集まるここは、布施・はしご酒の終着地。
素材は沖縄から!家庭の味からオリジナルまで、豊富なレパートリー!
メシがうまくなければ酒も進みません。
垣花家では、宮古島出身の店主が腕をふるい、本場の家庭料理が味わえます。
沖縄文化に触れてほしいと調味料や中華麺といった素材は沖縄のものを使用するこだわりっぷり。
沖縄の伝統的な定食メニューである「タコライス」や、〆にピッタリな「沖縄そば」などは勿論。
豚の耳弓「ミミガー」、丁寧に煮込まれた「ラフテー」、バラ肉の塩漬け「スーチカー」など、そこらの沖縄料理屋では食べられないニッチな料理も楽しめるんです。
さらに、大阪人が美味しいと思える、ご近所さんの舌に合わせたオリジナルメニューもたくさんあります。
泡盛を使ったオリジナルカクテル「てぃーだー」や、ラフテー・紅ショウガ・ミミガー・ゴーヤなど沖縄の具材をふんだんに使ったオリジナル混ぜ丼ぶり「沖丼」も人気メニューです。
沖縄好きも初心者も、どなたでも楽しめるように多様なメニューでもてなしてくれます。
常連さんのみぞ知る”裏メニュー”?その日のおすすめが味わえる「沖縄名物の3種盛り」
お一人様の常連客も多い垣花家では、知る人のみが注文できる”裏メニュー”があります!
軽く一杯、と立ち寄る方向けにできた「おまかせ 3種盛り」。
ちょこっとずつ食べれる盛り合わせは、お酒のつまみにもぴったりです。
今日は島らっきょ、ラフテー、ミミガーなど沖縄名物の3種盛り。
店主の気まぐれで内容は変わるので、何が出てくるかはその日のお楽しみ。
これもチェーンの居酒屋では感じられない、ローカル酒場ならではの楽しみですよね。
そんな裏メニューですが、SEKAI HOTEL Fuseにご宿泊のゲスト様だけ特別にご用意いただけることに!
ぜひ店主に常連顔で注文してください。
沖縄民謡と賑やかな笑い声!大阪下町のゆんたく酒場。
さて、時計の針が12時を回ったころ、店内は沖縄民謡とお客さんの賑やかな笑い声が響き渡ります。
お酒も進み、気分がよくなった店主による三味線パフォーマンスが始まります。
垣花家には、若いお客さんもいれば地元のおっちゃんや近所のママさん、大阪に住む沖縄出身の方など、いつも幅広い層のお客さんが集まっています。
どんな人でも受け入れてくれるのがこの垣花家。
一見さんが来ると、隣の席から「今日はどこから?」と話しかけてくることもよくあるそう。
あちこちで沖縄らしい「ゆんたく(おしゃべり)」が始まります。
酒の場で気持ちよく初めての人と交流し、偶然の出会いを楽しむオープンマインドな人が多いのは、大阪・沖縄の共通点なのかもしれませんね。
島育ち特有のゆったり感と心地よい沖縄節がトレードマーク。
ローカル酒場に欠かせないのは、店の空気を作る店主の存在。
いよいよお待ちかね。お調子者の店主・カズさんの登場です!
大阪に来て15年以上にもなるのに、まだまだ沖縄の方言が抜けないカズさん。
島育ちならではのゆったりとした空気感と語尾が伸びる独特の沖縄節がなんとも心地よい。
おっちょこちょいなカズさんは常連の皆さんにいじられながらも、誰からも愛される存在なんです。
そんな沖縄感強めのお店だからこそ、このお店で深く沖縄を好きになる方も多く、何人ものお客さんが宮古島まで旅行に行っています。
かく言う私も何度宮古島向けの旅行券を検索したことか…
布施のディープなローカル酒場巡りの締めには、ぜひ垣花家にお立ち寄りください。